葬儀の礼服は、喪主、磯施句をはじめ親戚、葬儀委員長、司会者は、正式喪服を着用します。
しかし最近では、喪主でも略式喪服を着る場合も少なくありませんから親戚などは略式でもよいでしょう。
正式喪服は、ふつうモーニングにチョッキの白ふちを取り外したものです。
ワイシャツは白、ネクタイは黒無地の結び下げでネクタイピンは用いません。
靴、靴下は黒を、手袋はくろかねずみ色で、白は避けます。
胸のポケットに入れるハンカチも普通いりません。
喪主や遺族、親族、葬儀委員長、司会者や受付係などの当事者はダブルの礼服でも、シングルの礼服でも、どちらでもかまいません。
葬儀委員長様は、葬儀の規模により喪主様と同じ礼服になるように、しなくてはなりません。
モーニングでなくとも、黒のダブル、またはシングルのスーツなら正式喪服と見なされます。
アクセサリーなどは、モーニングと同様に扱います。
和服の場合には、黒羽二重五つ紋の羽織と長着に、マチつきの袴を着用します。下着、長じゅばんは茶かねずみ色で、紐は白かねずみ色、羽織の襟は白い組紐を、たびは白、草履は畳表の黒鼻緒をはきます。 不祝儀のときは、白扇はもちません。
葬儀 礼服
日時:2012年12月 5日 10:00