葬儀のあとの精進落としとは、
火葬後、葬儀・告別式の終了後に設ける宴席を一般には、精進落としと言います。
元来、魚や肉などを食べずに精進した中陰の期間に区切りをつけ、四十九日の忌明けから日常生活に戻ることになり、魚や肉などが振る舞われ、これを精進落としと言います。
現在では、葬儀後に精進落としが行われます。
精進落としの宴では、喪主が末席から出席者に向けて、お礼のあいさつをします。
宴での料理は仕出しの会席をとったりしますが、最近では料理やさんに行くことも多いようです。
精進落としの挨拶例
始まる前の挨拶
本日は、皆様のお力添えをいただきまして、滞りなく葬儀・告別式を終えることができました。
亡き夫も感謝していることと存じます。
誠にささやかではございますが、粗飯を用意させていただきました。
どうぞ、おくつろぎの上、ゆっくりお召し上がりくださいませ。
閉会の挨拶
お名残惜しくはございますが、そろそろ散会させて頂きたく、お願い申し上げます。
皆様にこのように賑やかに送って頂きまして、故人もさぞかし満足しているものと存じます。
長い時間、お引き止めいたしまして、申し訳ございませんでした。
くれぐれもお気をつけてお帰りくださいますようお願いいたします。
本日は誠にありがとうございました。