「去りゆく背中に 語り尽くせぬ感謝を寄せて・・・」
結婚して五十年連れ添った奥様を偲んでそれまでの想いを綴られています。
楽しかった夫婦旅行などの気持ちが伝わってきます。
それでは、その一部をご紹介致します。
「去りゆく背中に 語り尽くせぬ感謝を寄せて・・・」
明るくてしっかり者で、世話好きで・・・そんな妻に支えられた毎日。
年に二回は夫婦で旅行に出掛け、二人で「次は何処へ行こうか」と計画を立てる時間さえ 楽しいものでした。
去年の九月に結婚五十年を迎え、子供がプレゼントしてくれたのは北海道旅行。
五日間、ゆったりのんびり巡った様々な地を忘れることはありません。
病を患ってからは、ふっくらとしていた頬も痩せて・・・
それでも手を取り合い頑張ってまいりました。
最期の二か月は自宅で付っきりの看病となりましたが、力になっていたのは「一分、一秒でも傍らで励ましてあげたい」という、思いでした。
こちらの気持ちに応えるように、痛みやつらさに堪えてくれた妻。
その存在がなければ今の自分は無かったと思います。
本当に幸せな日々でした。
妻もそう思ってくれていると信じてやみません。
別れは寂しい限りですが、今はただ「ありがとう」の言葉を捧げ、見送ります。
妻○○は、平成○○年○○月○○日、満七十五歳にて生涯をとじました。
温かいお心で妻を支えて下さった全ての皆様へ、生前賜りましたご厚誼に深く感謝を申し上げます。
本日はご多用の中、ご参列を賜り誠に有難うございました。
葬儀に関することは何なりとご相談ください