お値打な家族葬ではこのほど会館の慰霊祭で本格的な玉串奉奠をする機会がありました。
こちらも30何年と葬儀葬式に携わっている身ですので玉串奉奠の作法は心得ており、できるものと思っておりました。
葬儀で人様の行なわれている玉串奉奠の作法はずっと見てきて知っておりますが、自分がするというのは初めてです、
本格的な祭壇を設け、神官に携わっていただき行われました。
神官より直接玉串をいただいての玉串奉奠をするという機会ご縁は全くなく緊張でもありました。
わたしは仕事の都合で先に出なければならないので、開式前の一番先に奉奠をさせていただきました。
神官に普通の神社参拝の方法でいいですかと尋ね、そうですと言われ、
玉串を受け取り時計回りに回して案の上に捧げる、と思いだしていました。
そして祭壇前に進み、神官より玉串をいただき神前に進み玉串案に捧げますが、頂戴して捧げようとすると最初から軸の方が神前に向いているのです、あれっおかしいと思いつつそのまま回さずに案の上に捧げましたが、おかしいなんでと思いあとから玉串を受け取った時の状況から再現してみました。
すると右手が少し上にあるだけで、その捧げる状態なのであります。
あっこれか、と思い、その受け取った横の状態のまま手を平行にしたままでしなければいけないのか、というのがわかりました。それだと時計回りに回して玉串を捧げることができます。
やはり何事も知ってはいても実際に見るとするでは違ってわからないものだなと思いました。
でもあの時の奉奠の作法がいつまでもこころに残るいい経験になりました。
神官は玉串を一度立てて紙垂を直してからされていたそうです。
先にせずにあとからしていれば、玉串奉奠のお作法を神官が教えてくれていたそうですが、ずうっと気になって一生忘れないものとなりました。