「私を妻に選んでくれて ありがとう」
このご葬儀は若くしてお亡くなりになられたご主人を思われ慕われ、偲ばれての書状となります。
「私を妻に選んでくれて ありがとう」
素直な夫は、私が「若い人をお嫁に貰ったらよかったね」と冗談を言っても「俺は○○ちゃんしかいない」と答える人。 その言葉のとおり私のことを大切にしてくれて・・・周りが羨ましがるほどでした。
友人や職場のお仲間方に恵まれ、大好きなバイクでツーリングに出掛けたり、親しくお酒を酌み交わしたり、賑やかに楽しむ様子が昨日のことのように思い出されます。
お洒落にも気を配り、年齢のわりに若く見られた夫は、甘えん坊で繊細な一面もありました。
それでも病が見つかってからは、最期まで気力を振り絞り、家族に心配をかけないよう気丈に過ごした毎日。
本が好きで教養もあり、困ったとき傍らにいて頼りになる夫に出逢え、本当に幸せでした。
もう夫の声、優しい笑顔、温かいぬくもりを実際に感じることはできなくなってしまいましたが、これからもきっと良き面影はこの胸に宿り、これからも支えてくれることでしょう。
夫○○は平成○○年○○月○○日、満四十八歳にて生涯をとじました。
人生を終えるにはまだ早過ぎますが、皆様と共に歩ませていただいた日々は、実り多きものだったと思います。
お世話になりました皆様へ、夫に代わり心より感謝申し上げます。
本日はご多用の中ご会葬いただき、誠にありがとうございました。
略儀ながら書状をもってご挨拶申し上げます。
関西葬祭センター
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