大阪でも最近は葬儀お葬式が様変わりしてきました。
昔は大抵ご自宅や地域の集会所などで営まれるというケースがほとんどでしたが、この頃では葬儀会館・地域会館或いは家族葬ホールでされるという方がほとんどです。
それに加え公共の葬儀場施設なども加わり多様化してきています。
一昔前では、葬儀と言えば白い幕を張ってそこに祭壇を組むというパターンがほとんどでしたが、
この頃では、この幕自体も影をひそめてきました。
これの代わりに屏風なり衝立が出てきました。
筆者も綺麗な仕上がりの凝った幕張りは好きで自信がございました。
丸一日幕を張っていても飽きないものでした。
葬儀の祭壇が決まるとこの葬儀はどのような幕の張り方をしてあげようか、などと思ったものでした。
ひだを取ったり山にしたり、円形に形どったシャンデリアといった大きな円、小さい円などもあり、凝った幕の張り方をしたものでした。
ですが、幕を張るとその天井の桟などにピン跡が残り、同じピン位置ばかり使うので穴が大きくあいてきて、管理者より敬遠されるものとなってきました。
それと近頃は葬儀会館や家族葬などの葬儀が増えたことにより、最近めっきりと表に飾る樒が影をひそめました。
この頃では大阪でも滅多とお目にかかれません。
ご自宅や集会所などでの葬儀には必ずといっていいほど見かけましたが、東大阪ではなおさら一般的な生樒ではなく、紙樒でしたので余計大変でした。
ボードの設営、書く人、貼る人、雨でも降ってくるものなら なおさら大変でした。
こういったことを思うと葬儀もよくなったなと思います。